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施術者紹介:院長・小宮麻友美の難病後遺症による眼精疲労体験談

院長:小宮 麻友美(こみや まゆみ)

出勤日:水曜~日曜(水曜は14時から出勤)

このたびは、オアシスはり灸治療院のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。

当ページではスタッフの紹介とあわせて、院長でもある小宮麻友美の体験談として

  • 目に障害を負う原因となったスティーブン・ジョンソン症候群
  • 目に見えにくい悩み「眼精疲労」を理解されない苦しみ
  • 障害と向きあい前向きに生きられるきっかけとなった鍼灸との出会い
  • 眼精疲労にお悩みの方の”オアシス”としての治療院

についてご紹介いたします。

いまでこそ、オアシスはり灸治療院の院長として患者さんと向きあえるほど気力に満ちていますが、これまでの歩みは決して順風なものではありませんでした。

スマホやPCが普及した現代において、眼精疲労を「たんなる目の疲れ」として放置すると、小宮のように誰にも理解されないつらい思いをするかもしれません。

小宮麻友美

目の障害と歩んできた小宮の経験が、すこしでもお役に立てば幸いです。

眼精疲労にお悩みの方に
”心”から向きあいます
~あなたの”希望(オアシス)”として~

幼少期:割合100万人に1人のスティーブンス・ジョンソン症候群を発症

薬のイメージ
画像はイメージです

病気やケガもなく、ごく普通の幼少期を過ごしていた小宮ですが、8歳(小学2年生)の冬に人生を大きく左右する転機が訪れます。

いつもどおり登校し、授業を終えた後の掃除時間、椅子を机に乗せられないほどの激しい倦怠感に襲われます。

とつぜんの出来事に体が思うように動かせないなか、なんとか1人で帰宅。

仕事から帰ってきた母が私(小宮)のぐったりした様子を見るなり、病院へ直行することになります。

小宮麻友美

顔は真っ赤に腫れあがり、体温を測れば42℃を超えていたのを鮮明に覚えています。

救急の現場にいた小児科の先生は、私の顔を見るなり「即入院」と判断します。

入院した翌日から体中に赤い発疹が出現し、口・鼻・のどの粘膜には炎症があったため、ベッドに横になっているだけでも苦しかったのを覚えています。

小宮麻友美

体が自由に動かせないのはもちろん、食事もまともにとれませんでした……

おたふく風邪や川崎病が疑われたものの、具体的な診断名はわからず、家族や医師もふくめて不安な日々を過ごすことになります。

小児科の先生から「熱が出る前に飲んだ薬があれば、その病院にいって薬のくわしい情報を確認してほしい」と説明を受けた母は、ピンとこないまま薬を出していただいた病院へ向かいます。

数日後の診断結果で、小宮の病気は、薬の副作用によるスティーブンス・ジョンソン症候群(指定難病)と判明しました。

スティーブンス・ジョンソン症候群とは?

スティーブンス・ジョンソン症候群は、高熱とともに、全身の皮膚粘膜に強い炎症を起こす病気です。発症は100万人に1人~10人といわれ、原因は遺伝や薬の副作用といわれています。

死亡率は3%(厚生労働省の資料より)で、一命を取り留めても目や肺に重い障害が残りやすいのが特徴です。

目の後遺症としては、重症ドライアイや角膜混濁、肺の後遺症では労作性呼吸困難を伴う閉塞性細気管支炎があげられます。

参考

本来であれば薬は病気を治すものですが、小宮の体にとっては、数粒の薬が命を脅かしてしまったようです。

小宮麻友美

2か月にわたる入院生活により、なんとか一命はとりとめたものの、目と肺の重い後遺症に悩まされる思春期を過ごすことになります。

思春期:後遺症による重度のドライアイが目の痛みと眼精疲労の引き金に

目薬と飲み薬のイメージ
画像はイメージです

スティーブンス・ジョンソン症候群の後遺症により、視力を失う恐怖感とあわせて、重度のドライアイによる目の激痛や光覚過敏に悩まされます。

涙には、つねに目を潤し眼球を保護する役割があります。

しかし、涙がほとんど出ない重度のドライアイでは、蛍光灯の光ですら過敏に反応してしまいます。

通常の目

通常の目(図解)

重度のドライアイ

ドライアイ(図解)

重度のドライアイの影響もあり、教室内はまぶしく、黒板の文字はぼやけて見えず、教科書の文字を見ればひどい頭痛と吐き気に襲われていました。

健常者の視界イメージ

教室

小宮の視界イメージ

視界がぼやけた教室
小宮麻友美

いまだからこそわかりますが、典型的な眼精疲労の症状でした。

眼精疲労による肩こりや頭痛、自律神経の不調による吐き気などは、骨折などのケガとはちがい見た目から伝わらないため、周囲から理解も得られません。

そのため、小宮の姿を見た人たちにとっては、

「怠けている、努力が足りない」

という風にうつっていたようです。

小宮麻友美

「目がつらい」だけでは見た目にもわからないため、理解してもらえなかったのだと思います。

社会人時代:眼精疲労により心身が崩壊

心
画像はイメージです

ドライアイによる眼精疲労に悩まされながらも、一般企業に就職します。

しかし、いつまでたっても眼精疲労からは解放されず、仕事もままならない状態に。

ドライアイが進行した結果、20代中頃に涙は完全に出なくなってしまいました。それにともない、眼精疲労の症状はますますひどくなっていきます。

気がつけば、

「生活費と治療費を稼ぐためだけに働く日々。しかし、働けば働くほど目の症状は悪化するばかり」

という悪循環に。

希望が見えない毎日をすごしていくうちに、心身の疲労から「うつ病」を発症してしまいます。

自分を追い込んでしまい、夜は眠れず薬が手放せない日々。

さらには、重度の自律神経失調に悩まされ、ベッドからも出られない日がありました。

小宮が体験した自律神経失調症による症状
  • 不眠
  • 耳鳴り
  • めまい
  • 頭痛
  • 動悸
  • 全身の関節痛や筋肉痛

主治医からは心療内科の受診をすすめられ、睡眠薬や抗精神薬による治療を開始。

しかし、薬を飲み続けることへの不安、副作用に対する懸念から、さらに体調が悪化してしまいます。

小宮麻友美

1日15種類もの薬を服用したものの、明確な変化がなかったことから「うつ病」の勢いが想像以上に強かったのでしょう。

人生の転機:鍼灸との出会い

鍼の様子

先が見えない20代の毎日を過ごすなかで、知人から鍼灸院の紹介を受けました。

のちに師となる先生の鍼灸治療を受けたことで、小宮の体と心に良い変化があらわれます。

鍼灸治療を開始してから3ヵ月、気がつけば夜も眠れるようになり、1年もすれば薬から解放されていました。

しかし「うつ病の原因」ともいえる眼精疲労から解放されなければ、小宮の人生に変化はありません。

「このまま普通の仕事ができないなら、自分(小宮)が鍼灸師となり、眼精疲労と立ち向かっていくべきでは?」と考えるようになり、鍼灸師の道へ進む決意をします。

小宮麻友美

うつ病が寛解したおかげで、自分の人生を苦しめてきた”眼精疲労”と正面から向きあえたタイミングだった、と考えています。

2003年に筑波大学付属盲学校鍼灸手技療法科へ入学

学校の最寄り駅
学校の最寄り駅

2003年に筑波大学付属盲学校鍼灸科入学してからは、いままで触れたこともなかった分野を学ぶことになります。

鍼灸師やあんまマッサージ指圧師の学校では、東洋医学だけでなく、解剖学や生理学、臨床医学などの基礎医学がカリキュラムにふくまれています。

眼精疲労による目の痛みと戦う小宮にとっては、けして平坦な道のりではありません。

しかし、自分には「鍼灸の道しか残されていない」という強い思いもあり、学生のころから学校の勉強と並行して、眼精疲労の治療法を研究する毎日を過ごしていました。

学校では、

  • 生まれながら目が見えない人
  • 事故などで視力を失った人
  • いつか目が見えなくなってしまうかもしれない難病の人

など、様々な境遇の仲間と出会いました。

皆に共通していた点としては「つねに前向き」だったことがあげられます。

その懸命な姿に、眼精疲労に悩んでいた小宮は生きる勇気をもらいました。

小宮麻友美

同期の仲間に励まされながら、3年で無事に卒業し、鍼灸師・あんまマッサージ指圧師の資格を取得できました。

眼精疲労にお悩みの方の”オアシス”として

鍼の様子

治療院の名称にある”オアシス”には、重度のドライアイで涙が出なくなり、眼精疲労に悩まされる毎日をすごした小宮の経験から

「鍼灸=オアシス(希望)となれるように」

といった思いを込めています。

小宮麻友美

眼精疲労という暗闇を歩んできた小宮が、鍼灸に出会い人生に明るい兆しが見えたように、目の症状でお悩みの方にとって「希望の光=オアシス」となる施術を提供いたします。

眼精疲労のお悩みの方に
”心”から向きあいます。

~あなたの”希望(オアシス)”として~

鍼の様子
鍼の様子
鍼の様子
鍼の様子

2024年現在、オアシスはり灸治療院を開業して15年目を迎え、ご利用いただいた方は延べ9万人を越えています。

かつての小宮は、スティーブンス・ジョンソン症候群を発症し死の淵から蘇りました。

治すのは、人が本来持っている自然治癒力であり「生きようとする力」です。

鍼灸師となって治療する立場になったいま、自らの体験があるからこそ、オアシスはり灸治療院をご利用いただく方にも自信を持ってお伝えできます。

「希望を見つけたならあきらめない」

ご利用いただいた方の”オアシス(希望)”となれるように、スタッフ一同、日々精進してまいります。

院長:小宮 麻友美(こみや まゆみ)

出勤日:水曜~日曜(水曜は14時から出勤)

その他の施術スタッフについて

小宮 豊一(こみや とよかず)

小宮 豊一(こみや とよかず)

出身:神奈川県横須賀市

所有資格:鍼灸師・あんまマッサージ指圧師
(筑波大学付属盲学校鍼灸手技療法学科卒)

出勤日:水曜~日曜

5歳の時に目に障害を負いながらも、難病患者の支援団体を設立するなど、社会課題の解決に尽力してきました。現在は、生活に支障がでるような重度の眼精疲労でお悩みの方に対して、鍼灸による心身のケアを提供しております。

松本 みつよ(まつもと みつよ)詳細へ

松本 みつよ(まつもと みつよ)

出身:埼玉県川越市

所有資格:鍼灸師・あんまマッサージ指圧師
(筑波大学付属盲学校鍼灸手技療法学科卒)

出勤日:水曜~日曜

20代の頃、私(松本)自身が目の難病を患い先の見えない不安な日々を過ごしていましたが、鍼灸に出会い希望を持てるようになりました。その経験から「目の難病や痛みで苦しむ方の支えになりたい」と思い、鍼灸師を目指すことを決意しました。

星さおり(ほしさおり)

出身:千葉県千葉市

所有資格:鍼灸師・あんまマッサージ指圧師
(東京医療福祉専門学校:はり・きゅう・あん摩マッサージ指圧科卒)

出勤日:水曜~日曜

鍼灸師になる前は自然科学の分野に従事していましたが、身体の不調から解放されない日々をすごしていました。そんななかで鍼灸と出会い、身体の症状が大幅に改善していくのを実感します。この経験から人が本来持ちあわせている「自然治癒力を高める鍼灸の世界」に興味を持ち、鍼灸師の道を志すようになりました。

安間 さよ子(あんま さよこ)

出勤日:火曜~土曜:午後5時まで
※火曜は2時まで

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