疲れ目・眼精疲労は鍼灸で良くなる

眼精疲労 オアシスはり灸治療院

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スマホ眼痛・目の痛みの鍼治療

◆スマホやPCによる眼精疲労疼痛とは

目を使い過ぎると、「みけん」や「こめかみ」、「目の奥」や「後頭部」がズキズキして、睡眠をとっても、鎮痛剤を飲んでも痛みが取れない。ひどい場合には、朝、目の痛みで目が覚めたり、目の痛みで眠れなかったり、これらはQOLを著しく低下させるほど深刻な症状です。 多くの場合、痛みは次の4か所で起こります。
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これらの「眼精疲労性疼痛」が慢性化すると、顔や頭の全域に張り巡らされ三又神経が過敏状態となります。その結果、顔の三又神経痛をはじめ、重度の緊張型頭痛、頻繁な片頭痛や難治性の頭痛症候群を来す場合もあります。

そのような場合、元をたどると目の痛みから始まった、という方が少なくありません。例えば、みけんを指で押してみると、コリっとした米粒のような塊を触知できるかもしれません。 私たちの治療院では、この眉間にできるコリの核を鍼の刺激で取り除くという治療を行っています。



◆みけん頭痛と三叉神経の関係性

三叉神経(さんしゃしんけい)は、12対ある脳神経の一つで、主に顔の感覚や痛みを検知する神経です。脳幹から出た三叉神経は3枝に分岐し、それぞれ顔面や頭部の感覚を脳に伝える役割を担っています。

目を酷使すると、みけん部分に硬結(コリの核)ができます。みけんの硬結は血管や神経を刺激して、みけん痛を起こします。さらに硬結が固く大きくなると、頭にジンジンといった放散痛を起こします。また、第一枝の又神経痛により、他の神経枝も過敏になることがありますので、側頭部や顔全体、後頭部や首に至るまで、広範囲に痛みが放散した状態(神経過敏)となる場合があります。

逆に、みけん部に生じた固く大きくなったコリの核が消失、または小さくなれば、みけん部の「いやな痛みの持続、頭に放散するジンジンとした頭痛や三又神経痛」は緩和する可能性があります。

◆こめかみ頭痛について
次は、こめかみから側頭部にかけて「孫悟空の輪っか」の様に、締め付けられる「こめかみ頭痛」についてです。・・・。

◆なぜ「こめかみ」が「こる」のか?
人間の場合、両眼で遠方を見た時の視野角は、およそ200度です。一方で、近距離の一点に焦点を合わせた場合は10度前後まで視界が絞り込まれます。そうすることで、周りの余計な物が目に入らず、コメ粒ほどの小さい物体を正確に見ることが可能となるのです 。では、近くの一点を集中的に見る際に、私たちの目はどのような状態になっているでしょうか。

◆近くを凝視するときの3作用

・毛様体筋が水晶体を厚くしてピントを近くに合わせる。
・瞳孔を収縮させて視界を絞り込む。
・眼球を内側に寄せて両眼視する。

これで近くの一点に焦点が合うのですが、実際は「目を細める・目の周りに力を入れる」という眼輪筋や側頭筋による補助作用が、状況によって加わります。

それは、疲れていても頑張る時、眠くても集中しなければならない時、緊張やストレスを感じている時、何かに熱中している時などです。例えば、仕事で長時間PCと「にらめっこ」している、緊張しながら試験を受けている、夢中でスマートフォンを凝視しているなど、様々な状況下で「目の周りの筋肉、特にこめかみや側頭部」に負荷がかかります。

◆こめかみと頭痛
こめかみから側頭部にかけて、感覚を脳に伝える三又神経後頭神経が植物の根のように張り巡らされています。凝り固まったこめかみや側頭部の筋肉は、これらの神経を刺激します。その結果、頭が締め付けられるような頭重感やジーンやズキズキといった痛みが生じます。


さらに、遠視や乱視、斜視・斜位、視野異常などがある場合は、この傾向が顕著になります。例えば、外斜位がある場合を見ていきましよう。

私たちは、近くの一点を見る時、自然と寄り目になります。脳が鮮明な画像を取得するために、目の筋肉(内側直筋など)に指令を出して、寄り目の状態にします。もともとの眼位が外向きの人は、目を寄せるのに多くのエネルギーを使用します。ですから、パソコンやスマホを見続けると目も脳も疲れてしまいます。 眼外筋の緊張と連動して、目の周りの筋肉も内下方に収縮しますので、特にこめかみ、側頭筋に大きな負荷がかかります。

◆遠視、斜視や斜位がない人でも重症化

かつて、重度の「こめかみ頭痛」で当院を受診する方は斜視や斜位、遠視の方が多かったのですが、現在では特に目や視機能に異常がない方でも、重度の症状を訴える方が急増しています。

スマホ画面は文字や画像が小さく、焦点距離も非常に近くなります。スマホを見続けるためには、より目を内側に寄せ続ける必要があります。やはり、過度のスマホ使用は、こめかみや側頭部に甚大な負荷がかかるのだと思います。

→スマホ首痛についてはこちらのページへ

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