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・低音障害型急性感音難聴の鍼治療

低音性感音性難聴は、ストレス難聴とも言われ、片方の耳が急に詰まった感じになったり、ゴーという低い耳鳴が起こる急性難聴のひとつです。女性に多いのも特徴です。

原因は過度なストレスや過労、急な気圧の変化が一般的ですが、当院のデータでは、患者さんの7割~8割が、首の不調をともなってることが明らかになっています。首の後ろ側には、心臓から耳(内耳)に血液を送る大事な血管(椎骨動脈等)があります。これらの血流に問題を生じると、耳の中に浮腫みを生じることがあります。

当院では頚椎(首)への治療を中心に、脳脊髄液還流促進、自律神経を整えるツボ治療、お身体の水分代謝を促す治療を行うことで、耳の中の浮腫みの軽減を図ります。

病院の治療と並行して、鍼治療をお受け頂くのも有効ですので、是非ご相談ください。予約制で治療代金は1回7,000円(税込)です。

目次

過度なストレスから突然、低音が聞こえにくくなる!?

ある日突然、耳が詰まった感じが取れない、耳に水が入ったような感じになったなど、ゴー(ボー)という低い耳鳴りと伴に、低音域が聞こえにくくなる耳の症状は、急性低音障害型感音性難聴の可能性(ALHL)があります。

最近では、20代~30代といった若い男女、特に女性に、「急性低音難聴」が増えていると、メデイア等でも取り上げられています。 突発性難聴やメニエール病と似た症状ですが、この急性低音難聴は内耳の低音領域が障害を受けることで、低い音のみが聞こえづらくなるというのが特徴です。

メニエール病のように「強いめまい」を伴うことはありませんが、フワフワとしためまいを訴える方は少なくありません。メニエール病とは区別して、蝸牛型メニエールとも呼ばれます。 以下は急性低音難聴の3徴候です。

  • 低い音の耳鳴りがする。
  • 耳鳴りはあるが、めまいは伴わない。
  • 低い音域だけが聞こえにくい 。

当院にも急性低音難聴と診断を受けた患者さんが多数来院されますが、その多くが女性で、仕事や家事、育児などで疲れが溜まっていたり、頭痛持ちだったり、首・肩が異常に凝っていたりと、心身に大きなストレスがかかっている場合がほとんどです。

急性低音難聴は、自律神経のバランスが乱れ、内耳リンパ液(内リンパ)の代謝バランスが崩れることで、蝸牛が浮腫み、音の振動が聴覚神経に伝わりにくくなることで起こります。

そして、急性低音難聴は過労、心労、睡眠不足などのストレスによって女性ホルモンや自律神経の失調が引き金となる場合が多いといわれています。

また、一度完治しても、疲れやストレスにより、くり返し同様の症状を起こすことがあります。 尚、症状を放置すると聴力に障害が残ることもあるので注意が必要です。

治療の基本は、頭痛、睡眠障害、首・肩こりを緩和することで、心身の過緊張を引き起こしている、自律神経の乱れを調整します。東洋医学では、気・血・津液のバランスを整える全身調整を得意としています。

低音性感音性難聴の自覚症状

  • なんとなく耳が詰まった感じがする 。
  • 片耳だけ閉塞感がある。
  • 耳抜きをしても詰まった感じが取れない。
  • 以前の同じように耳が詰まった感じになったことがる。
  • 水の中にいるように音がこもる。
  • 音が響いたり、割れて聞こえる。
  • ゴーという低い耳鳴りがする 。
  • 軽度の低音の耳鳴りがする 。
  • 自分の声がこもる、大きく聞こえる
  • 会話が聞き取りづらいことがある 。
  • ふあふあした軽いめまい。
  • 肩こり頭痛 。
  • 全身の疲労感 。

当院で治療をお受けになる場合、耳鼻科の診療と並行していただくことをお勧めしています。急性難聴には様々な原因があり、耳鼻咽喉科での早期診断・治療が大切です。

当院では鍼灸により、耳の専門治療のほか、水分代謝を促す治療や心身の疲労やストレスを緩和する治療を行っています。それにより、薬物療法のみでは改善が得られない場合でも、症状の改善が見込める場合があります。

発症から3週間以上症状が改善しなかったケースでも鍼灸治療を始めることで完治した例も多々あります。

急性低音障害型感音性難聴に対する治療

  • 1回 7,000円
  • 初回は別途、初診料2,500円がかかります。
  • ※治療は予約制です。(TEL 03-5980-7511)
  • ※土日も診療しています(月曜休診日)
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