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膝の痛み・変形性膝関節症の治療

膝の痛みに対する鍼治療

膝の痛みの原因となる疾患の代表は、変形性膝関節症(へんけいせいひざかんせつしょう)です。 変形性膝関節症は中高年以降の女性に多く、長年にわたる膝関節の使用などで、膝関節でクッションの役割を果たす膝軟骨がすり減ってしまう結果、膝を動かす時などに痛みを生じる病気です。その他にも、関節リウマチや外傷など、膝に痛みを生じる病気は様々です。

骨と骨の結合部を関節と言いますが、骨同士が擦れないよう骨の末端に関節軟骨という組織があります。この関節軟骨がクッションの働きをしています。さらに関節包という組織が関節を包み、関節包の裏側にある骨膜組織から関節液(油)が分泌されます。関節内はクッションと油で常に潤滑な状態に保たれています。

しかし、長年にわたる膝関節の使用などで、膝関節でクッションの役割を果たす膝軟骨や半月板がすり減ってしまうことがあります。このような状態を、変形性膝関節症(へんけいせいひざかんせつしょう)と言います。

<寒くなると膝が痛む>
膝が冷えると、膝周辺組織の血管が収縮し、血液の循環が滞ります。血行が悪くなると、疲労物質や痛みの物質が蓄積されるため、筋肉や関節が硬くなり病状は悪化してしまいます。ですから、慢性的な膝の痛みを抱える方は、できるだけ膝を温め血行を良くして、さらに筋肉などの組織を和らげる治療が効果的です。鍼灸治療には、膝周辺の滞った血行を改善し、筋肉の緊張を和らげる作用があります。そして、膝を動かすだけで痛いという方にも、マッサージなどで負担をかけることなく、治療が行えます。